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06/09/17
大き過ぎの欠点
薪ストーブの選択
燃焼方式の違い
煙突は侮れない
EPAデータ



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大き過ぎの欠点
キャタリティックコンバスターの薪ストーブの方が、クリーンバーン機よりも燃費が良いことは EPAデータ からも明らかで、そのことについては、過去に数台の薪ストーブを焚いてきたボクの実感でもある。 

コンバスター機同士でも、ダッチウエストのFAシリーズやバーモントキャスティングスのデファイアント、アンコール、イントレビットUなど、同じ触媒シリーズなのにカタログデータ、その能力は薪ストーブのサイズに比例しない。 燃焼効率も違うし出力もその大きさに比例しないのだ。 これは同じ設計の燃焼システムでも、それぞれの炉の大きさにより燃焼の微妙なバランスの違いによるものだと思う。

FA225を焚くようになってから特にそう思うようになった。
この薪ストーブは、同じシリーズのFA265やFA285よりも効率が良いような気がする。 もちろん比べた訳ではないからFA225を焚いてみたボクの感覚での話ということだけれど、薪の長さが40センチ前後の場合は、FA285では炉内部がスカスカ過ぎて設計どおりの燃焼は期待出来ないだろうし、かといって長さ60センチの薪というのも非現実的だ。 カタログスペック上で若干数値的に上なFA285は実用的にはFA225よりも効率が悪そうだ。 ではFA265はどうだろうか? こちらはスペック上もFA225より若干落ちるし、やはり現実的な薪の長さで考えると、炉内はスカスカになりがちだと思われ、燃焼熱が鋳物に伝わることも含めて、炉内空間における焚物のバランスを最良にするのは難しいのではないか? と思う訳だ。

ある9月の寒い夜、寒いといってもまだ9月だから巡航運転まで到達すると、すっかり部屋は暖かくなり追加の薪は当然くべないのだけれど、問題はその巡航運転までに焚く薪の量なのだ。 1階の ダッチウエストFA225 と、2階の バーモントキャスティングすのアンコール を同時に焚いてみた。

アンコールとFA225は以前 こちら で比較紹介したとおり、炉体積も能力もほぼ10:7となっている。
巡航運転にいたるまでに、炉が大きい分だけアンコールはFA225よりも多くの焚物が必要となる結果は見えていたけれど、実際に焚いてみてそのことを目の当たりにしてみれば、やはり部屋に合った薪ストーブの選択というのはとても大事なことなのだと、改めて思ったのだ。

必要以上に大きな薪ストーブはその分だけ薪を浪費することになる。 部屋に適したストーブなら巡航運転に入って細火・中火・強火と状況しだいで焚き続けることが出来るし、薪ストーブ本体の立ち上がりも早いから待たせることはない。 対して大きすぎる薪ストーブは、巡航運転までの時間と薪の消費が無駄になるだけでなく、今度は暑すぎて焚き続けられなくなり、追加薪が出来ず本体は冷めてしまう。 次に暖めようとした時はまた時間と薪の無駄をしなければならなくなる。 20畳暖めるために40畳分の薪ストーブは要らないということだ。 薪ストーブの選択は簡単で難しいのだ。

コンバスター機でもクリーンバーン機でも適度な余裕は必要だけれど、大き過ぎは考え物だと思う。


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