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VermontCastings ENCORE : Dutchwest FA225


FA225とアンコールの比較  (写真はクリックで拡大します)
スペック


FA225 2006モデル アンコール 2003モデル
最大薪長 48センチ 50センチ
最大燃焼時間 8時間 10時間
暖房面積 65〜130u 177u
熱出力範囲 1670〜6880kcal
最大出力 8800kcal 11750kcal
燃焼効率 75.3% 76.7%
排気煙量 1.1g / hr 1.6g / hr
重量 172キロ 159キロ
薪投入口 左面・正面 上面・正面
煙突取付位置 上・後 上・後
空気調節 2ヶ所 1ヶ所
w560 × H754 × D590mm  定価:299,250 w690 × H655 × D600mm  定価:546,000
1kcalあたり34.0円 1kcalあたり46.5円

まだ焚いていないから、実際どんなストーブなのか良く分からないけれど、コストパフォーマンスはFA225がすばらしい!
単純に比較は出来ないけれど、アンコールに近い出力のFA265(10100kcal)でも367,500円、その上の一番大きなFA285(13900kcal)でさえ420,000円の価格設定だからなのだ。

アメリカでの一般的な販売価格で比較してみると・・・
FA225が 1kcalあたり0.12USD で、アンコールが 1kcalあたり0.16USD で、アメリカ本国での価格差がそのままスライド? しているみたい。 ただ、定価はあくまでも定価で、実売価格になるとその差は縮まる傾向にあるようだ。 つまりダッチウエストの方が、価格設定がもともと低いため? 値引き幅が小さいということだね(笑)

特徴
ダッチウエスト・FA225はサイドローディング!
設置場所的にも右利きのボクとしても左側ドアで投入しやすいね。 左手でドアハンドルを開けて右手で投入。

バーモント・アンコールはトップローディング!
上から薪はボクとしてはサイコーだね。
左手でトップを持上げて右手で投入。

片開きドア

観音開きドア

デザインは好みかな? 最初ボクは無骨で角ばったFA225のデザインがあまり好みではなくて、全体的に繊細でオシャレなアンコールが絶対的に好みだったけれど、ダッチウエストのショールームやカタログで見慣れてくると、この無骨さも悪くない、何だか蒸気機関車のような力強さみたいな雰囲気があって、これはこれでなかなか良いかも知れない、なんて思ってしまった(笑)

ボクが考えるそれぞれのストーブの長所は・・・
何と言ってもコストパフォーマンスに尽きる。 同じコンバスター機として比べると、上述の通りバーモントキャスティングスの薪ストーブよりお買い得感が強いのだ。
天板が外せるから、コンバスターの点検・交換のメンテナンス性が優れているね。 これは結構大事なことなのだ。
アンコールのメンテナンスで苦労したボクとしては正に実感!
プロープ温度計(キャタリティック温度計)が付いていることは、正しいというか親切というか、二次燃焼の状況が目視できるというのはありがたいものだ。
コンベクションなので空気を動かしてくれるから、その分部屋は暖まりやすいだろうね。
何と言ってもトップローディング、一度使ったらやめられない使いやすさはスバラシイと思っているし、小学生のウチのチビでも難なくOKなのだ! それに投入高さが良いね。
クックトップは鋳物1枚だから真ん中に置けば強火で、スキレットでベーコンでも焼けちゃう火力だし、トップの端にずらせば中火になり、さらにウォーミングシェルフを半分跨げば弱火的トロトロ煮もお得意で、煮込み料理が出来ちゃうから、ウチのリビングにはやっぱしアンコールなのだ!
些細なことだけど、4本の脚にアジャスターが付いていて、設置床の凸凹によるガタつきを調整できるのだ。 これはレンガなどの炉台のようにフラットじゃない床の場合は重宝する装備だね。

差込式のアンダイアン(薪支え) もっとキツくてもいいかな。

アンコールはボルトで固定式のアンダイアン(薪支え)

炉の容積から最大燃焼時間の差を考える
W = 485mm

上部:W = 570mm 底部:W = 520mm 中値:W = 545mm

D = 280mm 奥行きはアンダイアンまでの寸法。
意外とアンコールより深かった。

D = 255mm FA225より浅い。


H = 310mm FA225の外寸からすると、高さはもっとあるように見えるけれど、二次燃焼室が炉と天板の間にあるので割りと低いものなのだ。

H = 420mm トップローディングで鋳物1枚だけあって、アンコールの炉内高さは大きいね。

FA225 0.485 × 0.280 = 0.136m2 (底面積)  × 0.310 = 0.042m3
ENCORE 0.545 × 0.255 = 0.139m2 (底面積)  × 0.420 = 0.058m3
ほぼ同程度の底面積だけど高さがかなり違っていて、FA225はアンコールの70%程度の炉容積ということになる。
アンコールは1.4倍程度の薪が入ることになるから、FA225の8時間燃焼に対して容積値からすれば11時間になるけど、諸要素の絡みでそうは行かないみたい(笑) 最大投入量の基準も曖昧だしね〜

FA225がやってきた
バイオマス燃料はCO2排出ゼロなのだ!
数億年もの間、地球の奥深くに閉じ込められた炭素を、何でわざわざ掘り起こして燃やすのだろうねぇ〜
自然のサイクル・・・ 樹木は空中から二酸化炭素を吸収し、酸素を供給してくれているけれど、やがて老木となり朽ち果てて、森で腐敗して微生物に分解されて結局は炭酸ガスを放出するものなのだ!
だけど、適切な時期に伐られ薪に処理されて、暖房や調理のために燃やされてきたサイクル、炭素は空気中に再び放出されるけれど、このサイクルは大気の炭素を増やすことなく、永遠に繰り返されてきたものなのさー
薪を焚くということ、それはつまり、地球の温暖化、炭酸ガス排出のネット値の安定・縮小になる訳なのだ。



ディープであやしくイカレタ?話題なら・・・ 知らせたいけどそう易々とは知られたくないような、薪ストーブの裏話的なそんな話題はこちらで充実しましょう(笑)


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