薪ストーブ用品
ヨツール
モルソー
バーモント
|
|
|
firewood.jp all rights reserved |
|
|
|
|
|
|
|
Environmental Protection Agency Report
|
アメリカの環境保護庁(EPA)が実施した薪ストーブ各社の実験データ |
EPAの実験結果によるデータで、アメリカの環境基準(排出物)をクリアした薪ストーブが公認の薪ストーブという訳で、日本でお馴染みのメーカー物は殆ど載っているようだ。
薪ストーブの排煙・排出物量比較検討の参考にどうぞ!
ボクのように住宅地で薪ストーブを焚く場合は、この排出物量というのは特に気になるところかな・・・
※実は触媒機と非触媒機で排出物制限基準が違っていて、触媒機の基準の方がより厳しいという事実もあるみたいで、かの国お得意のダブルスタンダードというのが気に入らないけれど(笑) まぁそれも裏を返せば非触媒機にはクリアできない基準値だから、販売できなくなってしまうので甘くした? というところなんだろうかね?
1992年以降に販売される薪ストーブは全て環境基準を満たす必要があったようで、97年8月に非触媒機121種と触媒機87種が公認されたらしい。 アメリカ国内での比率は 3 : 2 で触媒機の方が少ないみたいだね。
Limit of 7.5 grams per hour for noncatalytic wood stoves and 4.1 grams
per hour for catalytic wood stoves.
アメリカでの環境基準(排出物)は、触媒機が 4.1g / hr で、非触媒機が 7.5g / hr となっていたりして、これはもうお見事としか言いようがないダブルスタンダードだ!(笑)
Wood stoves offered for sale in the state of Washington must meet a particulate
emissions limit of 4.5grams per hour for non catalytic wood stoves and
2.1 grams per hour for catalytic wood stoves.
ワシントン州に限って環境基準(排出物)は、触媒機が 2.1g / hr で、非触媒機が
4.5g / hr となっているみたいだね。
下表の薪ストーブは、当然のことながら全てアメリカ基準値をクリアしているからご安心を!
(と書きつつも、一部の機種についてワシントン州では不可? みたいな・・・) |
※全てのデータを見てみたいなら 03/15/2006 英語版 をどうぞ! |
■有効出力範囲というのは最高出力のことではない■
EPAの実験意義はあくまでも環境への影響ということを第一義として捉えて行っているもので、各メーカーがカタログ等で公開しているデータは、このEPAデータによるところが多いようだ。 自社実験による独自データを公表しているメーカーもあるかもしれないけれど、いずれにしてもEPAデータというのは、客観的に立証しているものだと思われる。
ここで一番重要な数値は排出物量の数値で、カタログ数値とEPA実験結果が同じになっているのは上述の理由からで、カタログに積極的に掲載している機種は、数値上優位な触媒機や新燃焼方式の薪ストーブに多いようだね。 カタログデータがないものは比較できないけれど、EPAでの実験データが真実の値だと考えられる。
Efficiencies shown are default efficiencies. These stoves have not been laboratory tested for efficiency.
The default efficiencies are: noncatalytic wood heaters - 63%, catalytic
wood heaters - 72% and pellet stoves - 78%.
表記の燃焼効率については、暫定的な初期値として、非触媒機 63% 触媒機 72% ペレットストーブ
78% としているのか?
環境基準の観点からすると燃焼効率がよいということは、少ない薪でより多くの熱量を得るということ、つまり燃費が良いということになる訳で、即ちそれは排出汚染物量が少ないということにもなる訳だ。 実際の一般使用現場における調査に基づくと、触媒付薪ストーブの燃焼効率の平均は
68% で、EPAがデフォルト値を 72% としているのは、触媒がメンテナンスされた状態、または新品状態での数値として採用しているようだ。
残念ながら、EPAが行う排出汚染物量の証明試験過程で、燃焼効率値は必要ないらしく、
72% というデフォルト値が採用されているようだね。だから、排出汚染物量と燃焼効率の相関関係は立証されていない。
そうなると、ボクとしては最高出力時の排出物量と燃焼効率も知りたいなぁ〜 (笑)
触媒機の 72% については何とか知り得たけれど、非触媒機の 63% については、その根拠がまだ判らないのだ!
有効出力範囲というのは、表記の排出物量を達成する出力範囲のことだと解釈される?
|
|
※有効出力範囲は1BTU=252calとしてkcalに変換表記
機種
名称 |
触媒 |
排出物量
(g/hr) |
カタログ数値
(g/hr) |
燃焼効率
% |
カタログ数値
% |
有効出力範囲
(kcal/hr) |
Vermont Castings バーモントキャスティングス |
デファイアント |
有 |
0.8 |
0.8 |
72 |
82 |
2,671-11,189 |
アンコール |
有 |
1.6 |
1.6 |
72 |
77 |
2,192-10,508 |
イントレビットU |
有 |
2.1 |
2.1 |
72 |
81 |
2,091-6,728 |
アンコール |
エヴァーバーン |
0.7 |
0.7 |
63 |
70 |
2,671-6,060 |
アクレイム |
クリーンバーン |
3.4 |
3.3 |
63 |
72 |
2,394-8,543 |
アスペン |
クリーンバーン |
6.3 |
4.3 |
63 |
63 |
2,293-4,536 |
Dutchwest ダッチウエスト |
FA285 |
有 |
1.3 |
1.3 |
72 |
76 |
2,091-7,056 |
FA265 |
有 |
1.4 |
1.4 |
72 |
75 |
2,696-7,434 |
FA225 |
有 |
1.1 |
1.1 |
72 |
75 |
1,663-6,880 |
セコイア(455) |
有 |
1.3 |
1.3 |
72 |
77 |
2,620-6,678 |
セネカ(405) |
有 |
- |
2.1 |
- |
75 |
- |
FA249 |
リーンバーン |
1.3 |
1.3 |
63 |
- |
2,848-6,678 |
FA248 |
リーンバーン |
1.5 |
1.5 |
63 |
- |
2,671-6,376 |
FA247 |
リーンバーン |
1.4 |
1.4 |
63 |
- |
1,966-6,325 |
JOTUL ヨツール |
F500 |
クリーンバーン |
3.2 |
- |
63 |
77 |
3,024-8,744 |
F600 |
クリーンバーン |
4.1 |
- |
63 |
76 |
2,923-8,190 |
F400 |
クリーンバーン |
3.8 |
- |
63 |
84 |
2,848-7,006 |
F100 |
クリーンバーン |
3.0 |
- |
63 |
89 |
1,940-6,905 |
morso モルソー |
3610 |
クリーンバーン |
5.2 |
- |
63 |
- |
2,873-12,474 |
2110 |
クリーンバーン |
4.3 |
- |
63 |
- |
2,167-10,609 |
3410 |
クリーンバーン |
3.5 |
- |
63 |
- |
2,117-5,947 |
3440 |
クリーンバーン |
3.5 |
- |
63 |
- |
2,117-5,947 |
7110 |
クリーンバーン |
3.8 |
- |
63 |
- |
2,696-7,031 |
1410 |
クリーンバーン |
3.3 |
- |
63 |
- |
2,419-5,544 |
SCAN |
Basic 4 |
クリーンバーン |
2.2 |
- |
63 |
- |
2,520-5,569 |
Basic 1 & 3 |
クリーンバーン |
2.2 |
- |
63 |
- |
2,528-4,512 |
ALADDIN アラジン |
アイルロイヤル |
クアドラバーニング |
2.9 |
- |
63 |
75 |
2,621-11,794 |
ケープコッド |
クアドラバーニング |
2.2 |
- |
63 |
75 |
2,898-10,836 |
Waterford ウォーターフォード |
トリニティー |
クリーンバーン |
4.0 |
- |
63 |
80 |
2,898-11,038 |
アッシリング |
クリーンバーン |
4.1 |
- |
63 |
76 |
3,024-7,510 |
|
EPAデータによれば、排気がよりクリーンなのは、0.7〜1.5g/hr のエヴァーバーン・リーンバーンと、0.8〜2.1g/hr の触媒機が抜きん出ているし、燃焼効率ではやはり触媒機が優れているね。 排出物量基準実験での出力レンジの燃焼効率? でも 9%差 だし、実際にはカタログ値に近い効率を出す燃焼ポイントもあるだろうから、この差はとても大きいと思うのだ。
表記出力レンジの燃焼効率で換算しても、非触媒機は単純計算で、薪の消費量は触媒機の14%増しといったところかな・・・ |
チャートでも示している通り、ボクの導き出す答えはこうだ!
主暖房なら迷わずコンバスター機、補助暖房なら炎が美しいクリーンバーン機
|
|
疑問なことからお知らせまで、およそよろずな掲示板 |
firewood.jpフォーラム |
|
薪ストーブのよろずな話題ならこちら! |
ディープであやしくイカレタ?話題なら・・・
知らせたいけどそう易々とは教えたくないような、
そんな話題で充実しようかね(笑) |
|
パスワード発行 |
|
お世話になっているホームページ |
■相互リンク募集中です/メールご連絡お待ちしています■ |
|
|
|
|
|