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マイナスドライバーとハンマーでセメントの除去をしてから、ワイヤーブラシで残ったセメントと錆を落としてから耐火セメントを塗るのだ。 使用したセメントはメタル用で、ガスケット用もあるけど今回は鋳物同士の接合もあるということでメタル用をチョイスした。 こちらの方がガスケット用よりも強力で併用できるからだね。
今回のように大量に使うときは、使い勝手もいいしお特用なので、コーキングガンタイプのセメントがオススメ!
※古いセメントの残骸や錆が多く残っていると、セメントの接着力が鈍るからシッカリ落としてから使用するのが良い。 |
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ガスケット(グラスファイバーロープ)は切端がほつれ易いから、ボクの場合はガスケットボンドを数滴垂らしてやるのだ。 そうすればほつれがそれ以上酷くならないですむからね。
このガスケット化作業をバックパネル両サイドに施して、セメントだけによらず気密性を高めようということだね。 丁度サイドパネルの折返し(のりしろ)部分にこのガスケットが当たることになる(↑↓矢印) |
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※今回の使用ガスケットは、1/2サイズ (3/8でも良いかも) |
バックパネルの両サイドにガスケットを接着したら、いよいよボトム(底板)にのせてサイドパネルと密着させるのだけれど、二次燃焼ボックスを入れ置き、ダンパーユニットを組込むまでを素早く行わなければならないのだ。 既に説明したとおりバックパネルの固定ボルトがダンパーと共用だから、ボトムやバックパネルに塗ったセメントが硬化しないうちにケリをつけなければならないからだ。
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ボトムとの接着面にはセメントをビッシリ塗るのだ。
バックパネルを載せた時に、ジョイント部からセメントがはみ出すくらいにてんこ盛りだね。 |
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この写真が分解前のてんこ盛りジョイント部 |
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ここで部品の調達漏れが判明! ダンパーのアッセンブリーに含んでくれてはいなかったのだ。
ダンパーハンドルのスペーサーとワッシャーリングがないのだ! 仕方がないので古いものを流用することにする。
これは全く問題ないだろう。
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スペーサーとワッシャーリングを組込んだところの写真。 内部から見た左下の写真だとまだ完全じゃない。 ワッシャーリングがサイドパネルにぴったり密着するまで、外側に押し出さなければならない。 右下の写真に見えるスペーサーが更に押し出されて、サイドパネル面よりも少し出っ張るようになるのが正しい位置だね。
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白いセラミック二次燃焼ボックスを組込んだところ・・・
左写真はバックプレート左側の収まり具合で、ヒートデフレクターも置いた状態。 右の写真は二次燃焼ボックス下部の二次燃焼空気の流路だね。
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バックパネルとボトムとサイドパネルをセメントで接着しながら、二次燃焼ボックスとダンパーユニットを組込んでボルトで固定。
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ダンパーユニットの左側はダンパーハンドルの軸と矢印の部分でサイドパネルに載る形で固定されるのだ。 右側は矢印の先に見えるボルトだけで固定となるから、バックパネルを抑えながらの結構なハード作業だし、このボルト一本にダンパーの荷重がかかることになるから、チョット不安でもあるかな。 このボルトはダンパーユニット本体にネジが切ってあるから、折れやすさの原因もその辺りにあるかも知れないね。
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コレがその問題? のボルト!
ウィークポイントの1つかもね。 せめてバックパネルと共用でなければ良いのだけれど・・・ |
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組込んだ後にはダンパーユニットとバックパネルとの間に隙間が出来るから、ここに右写真のように耐火セメントを充填してやるのだ。
最初にダンパーユニットを外した時に崩れ落ちた大量のセメントはこの部分のセメントだと思う。
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