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06/06/27
薪の必要量
薪の乾燥期間



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薪の1日の必要量・1シーズンの必要量
開放型、密閉型などの薪ストーブの種類にもよるけれど、ボクの経験上の話ということで密閉型を基準として書いてみる。 因みに開放型はエアー調整が出来ないから薪の消費はとんでもない量らしい。 密閉型の燃焼効率60〜80%に対して30%以下だというから相当なものだ。 密閉型もそのストーブの種類や製作精度によって大きく違ってくるから、ここでの話は欧米の二次燃焼システム薪ストーブでの薪の消費についてということになる。
薪には針葉樹と広葉樹があるけれど、硬くて比重のある広葉樹の方がベスト!
針葉樹は良く燃えるけど火持ちが悪いからだね。 ただあまり 拘る必要もない かなと思う。 燃焼時間が短いことと火力の暴走に気をつけさえすれば、杉や松などの針葉樹だって立派な燃料だからね。 それよりも気をつけなければいけないのは、合板や集成材を焚かないことだろう。 特に合板に使われているボンドの量は半端じゃないから、薪ストーブでは絶対焚かないことだ。 発泡スチロールやビニールの類は言うまでもないと思うけれど、薪ストーブは焼却炉じゃないんだから、何でも燃やせる訳じゃない。 煙突もストーブ本体も直ぐにダメになってしまう。 それにそんなものを燃やしたら悪臭で近所迷惑甚だしい限りだし、絶対に燃やさないでほしいのだ。
ボクの場合は殆どが長さ40〜45センチサイズの中、大割薪を焚いている。
細薪は焚付用に毎年少しだけ作るけど、焚付に最近ボクはプレカットの余りものや、建築現場でいただく端材を利用することが多い。

ボクの住む南東北の厳冬期、12月から翌2月一杯までの3ヶ月間は24時間火が落ちない焚き方になり、1日あたり3〜5束必要になる。 10〜11月と3〜4月の4ヶ月間は2〜3束、9月と5月が1〜2束といったところだろうか・・・

トータルしてみると1シーズンあたり750束になるけど、実際には厳冬期以外では焚かない日も多いから、 ≒ 600束程度といったところかな。

樹種は楢が一番多く8割以上、次に桜やケヤキその他の雑木!
薪の樹種による比較表
薪種 熱量 割り易さ 燃焼速度 火の粉 比重 着火性 全体評価
ミズナラ
コナラ
クヌギ
ブナ
アカシア
林檎
ニレ
ケヤキ
楠木
白樺
ポプラ
カエデ
唐松
赤松
モミ

何の樹が薪に向いているのか?

切ったばかりの原木は水分が多く直ぐには焚けない。 薪として燃やすには、含水分量を20%程度前後まで乾燥させなければならないのだ。
早めに割って、日当たり風通しのよい場所に保管すること。 そんな好条件保管でも最低半年の乾燥期間が必要。
薪を自作できるなら1年は乾燥させたいところだね。 欲を言えば1.5〜2年かな・・・

薪屋から購入した薪は、乾燥が不十分な場合が多い。 束からばらして自宅の薪棚に並べかえた方が、より乾燥が進み良い薪になるのだ。
自作の薪でも、薪屋の薪を焚くにしても、薪割のサイクル を是非実行して欲しいものだ。

薪ストーブを導入しようと考えたなら、まずは薪の確保だということを知って欲しい。


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