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Wood heating is environmentally appropriate.


FA225 の焚付  06/12/01 (更新08/10/13)
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暖かい11月(06年)だった。 もう厳冬期入りの12月のはずなんだけど、暖冬? 24時間焚きっぱなしの薪ストーブライフはいつのことやら・・・
こうも暖かだと困ってしまう。 朝と晩の焚付がそろそろ億劫になってきたかな(笑)

さてさて、薪ストーブの焚付け方に特別な決まりなんて無いようにも思うけれど、より暖かくより効率よく焚付るという意味では、適正温度というものがあると思うから、ボクのいつもの焚付方を書いてみようかと思う (飽くまでもボク流なので参考程度に流してくださいね〜)

最初から多めの薪を組んで着火することもあるけど、たいていは少なめの薪量で焚付けていることが多い(画像は中でも少ない方)そのくらいの方が炎立ち、回りが速いと思うからで、巡航運転までには、後でもう一回薪を投入する。

この日は前日の熾きが少し残っていたから着火剤は使っていないけど、熾きがない時は面倒なので着火剤のお世話になっている。
薪ストーブの前に腰を下ろし、木っ端に着火して火を徐々に大きくして行く、そんな焚付を遊ぶ時間は普段はなかなかないから、着火剤は簡単で便利ということで割り切ってる。

あたりまえだけど、ダンパーを開けて一次空気レバーは全開で焚付ける。 キャタリティックダイヤルは開いていればそれでOK!
本来は一次燃焼時(焚付けてストーブ全体を暖めている時)にはダイヤルを閉じておくのが良いのかも知れないけど、ボクはダイヤルを回したことは殆どない。 1回転程度いつも開けておくだけ、かなりアバウトいい加減というか、どうでも良いみたい(笑)

このキャタリティックダイヤルは、コンバスターの温度、プロープ温度計を見て状況判断しつつ、エアー量を調節して、二次燃焼室内でベストな状態の混合気を作るためのものだと思うけど、そこまでの微調整はあまり必要なさそうだ。 とにかく開いてりゃそれでいい。
火の回りを良くするために、最初の内は扉を僅かに開けておくのも手だ。 
右の写真のように、炉内全部の薪に炎が踊りだしたら扉を閉じている。 もちろんエアーはまだ全開だ。

エアー全開で焚付けるとサイド扉で250〜300℃程度でプロープ温度計は100〜150℃(華氏210〜300)程度になっていることが多い。
時間が無い場合は大体このあたりの温度でダンパーを閉じてしまう。 この2つの温度計の数値関係は、必ずしもこうなるとは限らない。 焚物や薪の量によって違ってくるからだ。 サイド扉が高めになるのは、針葉樹薪(ボクの場合は建築端材だから松と杉が多い)で焚付けた時で、最初から広葉樹薪(ボクの場合は楢薪)で焚付けた時は、やや低めということになる(今回は楢の細薪で焚付けている)

本当はもう少し丁寧に焚き上げてやるのが望ましい。 ある程度薪に火が回った時点で一次空気を半分から2/3程度閉じて、プローブ温度計が300℃以上になるのを待つのが良いと思う。 そこで初めてダンパーを閉じ二時燃焼に切り替える。
画像説明が上のダンパー閉じる時期と前後するけど・・・ ダンパーを閉じる前には追加薪を投入しなけりゃならない。 大割、中割サイズの薪を割りと多めに入れてやるのだ。 今回は40〜45センチの長さの楢と椚薪を5本くべたけど、入るならもっと入れたらいい。 この時点での火の回り方が上写真で、ストロボありとなしで撮ってみたから、分かりやすいかな?

追加薪をくべた後、直ぐにダンパーは閉めない。
しばらくようすを見て、ある程度追加薪に火が回り始めた頃(あまりに漠然としているなぁ)(笑)ダンパーを閉じるのだ。
上の写真程度でダンパーオフOKかな〜 これも雰囲気、様子が分かるようにストロボありとなしで撮ってみた。

この時の扉とトップの温度関係は大体写真のような数値だね。
扉 → 300℃(華氏570)    プロープ温度計 → 150℃(華氏300)

※時間がある時はもう少しじっくり暖めてからダンパーを閉める。
過燃焼を避けるために一次空気のレバーは半分程度閉じて炉内温度が上がり過ぎないようにする(もちろんこの加減も状況判断となるね。)プロープ温度計で華氏400度程度まで・・・(取説推奨の500度でも良いけど、ボクはそこまで引っ張る必要性を感じていない)

ダンパーを閉じると、それまで殆ど動きのなかったプロープ温度計がグングン上昇し始める。
それは肉眼でも針の動きが分かるくらいに動き出すのだ。 サイド扉の温度はそれ程上昇はしない。
扉 → 315℃(華氏600)    プロープ温度計 → 680℃(華氏1250) とっても良い温度だ(笑)
ここで一次空気は完全に閉じてしまうといい。
1時間程度は炉内を舞うオーロラの炎が楽しめるし、その後もずっと火持ちも良く、何てったって暖かいのだ。

この時ストーブ全体の暖まり方が不十分だったり、焚物の乾燥状態が良くないと直ぐに温度が下がることがある。 そんな時は僅かに空気を入れてやったり、状況によって調節してやればOK!

いずれにしても薪ストーブの焚付から巡航運転には、焚物、薪の乾燥状態は大きく影響するのだ。

よくガラスが煤ける、真っ黒になる、なんてことを聞くけれど、焚き方の問題だけでなく焚物の問題の場合が多いのも事実で、少なくともボクの薪ストーブライフの中ではそのようなことはない。 だって、薪の状態が良いからねぇ〜(笑) もちろん多少のガラスの汚れは発生するけど、上手く焚き上げてやると最終的には全てキレイに燃え尽きて、ガラス窓は見事にクリアー、実にキレイなものだ。

完璧? に焚き上げてやると、ボクも薪ストーブもゴキゲンさね。  コンバスターは真っ赤っか!   実にいい感じ〜
太陽のプロミネンスみたいな (見たことないけど) 突然現れる炎がコンバスターに吸い込まれていく様は、何度見てもキレイだ!

キャタリティックコンバスターの薪ストーブは実に あったかい のだー


※この焚付方法はあくまでも楢薪でのボクの場合です。 焚物や天候、それから設備条件等々などによって違ってきますので、参考事例として捉えてください。 また、一部取説と違う手順や表記があります。 自分なりの焚き方を習得してくださいね。



バイオマス燃料はCO2排出ゼロなのだ!
数億年もの間、地球の奥深くに閉じ込められた炭素を、何でわざわざ掘り起こして燃やすのだろうねぇ〜
自然のサイクル・・・ 樹木は空中から二酸化炭素を吸収し、酸素を供給してくれているけれど、やがて老木となり朽ち果てて、森で腐敗して微生物に分解されて結局は炭酸ガスを放出するものなのだ!
だけど、適切な時期に伐られ薪に処理されて、暖房や調理のために燃やされてきたサイクル、炭素は空気中に再び放出されるけれど、このサイクルは大気の炭素を増やすことなく、永遠に繰り返されてきたものなのさー
薪を焚くということ、それはつまり、地球の温暖化、炭酸ガス排出のネット値の安定・縮小になる訳なのだ。



ディープであやしくイカレタ?話題なら・・・ 知らせたいけどそう易々とは知られたくないような、薪ストーブの裏話的なそんな話題はこちらで充実しましょう(笑)


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