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FA225 の火持ちに驚いた! 06/10/26
ボクの目覚めのタイマーは割りと正確で、いつも5時に起きだしてパソコンのスイッチON、仕事を始めているのだけれど、これからの季節は2台の薪ストーブの焚付が朝一番のボクの仕事になる。 それはとても楽しい作業なんだけれど、流石に2台の薪ストーブを焚き上げることは、毎日のことだけにそれなりに大変だ。 厳冬期の12月以降になれば少なくともアンコールは火が落ちることはなくなり、随分と作業負担は軽減されるから、一日中焚くことがない今の時期が一番大変なのだ。 下手をすりゃ朝と晩、焚付延べ回数4回なんてことも・・・
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ヨツールF100に代わってダッチウエストのスモールコンベクションFA225を、今シーズンからボクの仕事場で焚き始めた。
9月は寒くもないのでお遊びの慣らし焚き3回、10月に入ってからも然程冷え込まず、本格的な暖房器具として使われることもなく、やっぱし遊びの域、薪ストーブを趣味的に数回楽しんでいた。
しかしようやく10月も終わりに近づいて、 早朝の外気温が10度を下回るようになってきた。 いよいよだ。 本格的な薪ストーブのシーズン到来!
そんな訳で良く冷えた朝、天気予報が一日中寒いと言っていた朝に、FA225を本格的に焚いてみようと思ったのだ。
今までのお遊び焚火は、状態の良くない薪ばかりを焚いていた。
毎年のことだけれど、ボクは本格シーズン前の暖房には クズ薪 を使うことに決めている。 |
サルノコシカケみたいなキノコが生えたものや、得体の知れないアメーバみたいなコケ? が生えたもの、あるいは虫の栄養分として役目を果たしてしまったようなヤツ、そんな薪を優先的に燃やしてしまうのだ。 状態の良い薪は出来るだけ本シーズンまで温存したいからだね。
だけど今回ばかりはFA225の本格的な初焚きということで、薪を奮発、2年物の乾燥薪で試すことにしたのだ。
まず細薪を組み、その上に中割を数本重ねて着火する。 いつも通りのことだね。 鋳鉄の箱の中で炎が生まれる瞬間がボクはたまらないのだ。 炎はみるみる踊りだし薪の表面を這い次第に大きくなって行く。 陶然、陶酔、まさにエクスタシー!
サイドローディングのFA225の扉につけた温度計が200度を指したところで追加薪をぎっしり詰め込み、しばらく様子を伺いつつダンパーを閉じる。 もちろんエアーはまだ絞らず全開のままだ。 ダンパーを抜け煙突へ直接流れていた炎は、触媒(キャタリティックコンバスター)の抵抗が加わり幾分勢いを失いつつも、今度はその触媒が収まる二次燃焼室へ、炉室天井のバッフルから全て吸い込まれていく。 すると、本体トップのプロープ温度計(キャタリティック温度計)はグングン上昇する。 ノーマルレンジは260〜850℃、400℃あたりが安定の一応の目安だと思う。 今までのお遊び的焚き方では400℃までしか体験していなかったけれど、(暑くてそれ以上焚けなかった) 今回はまだまだエアーは絞らない。 600℃をこえるまでは引っ張るのだ。
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プロープ温度計がおよそ650℃
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その時扉は300℃程度
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ちなみに、フロント表面ルーガー社製の温度計
これは135℃を指しているけれど、バイメタルの温度計なら190℃
誤差が50℃以上ある(笑) |
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ここで一気にエアーを絞るのだ。 機能上の全閉状態とするのだけれど、キャタリティックダイヤルは閉じずに、
二次燃焼室へのエアーは送り続ける。
すると、炎が踊り始めた。 触媒機ならではの、まさにオーロラ炎の出現だね。 |
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今回初めてFA225を本格的に焚いてみて、このオーロラの炎のゆらめきをしばらく楽しむことができた。
この炎のショーが終わってから、が・は・も・こそ・さえ 触媒機ならではの暖かさなのだー!
これはアンコールも同じでこの状態からの持続力がすばらしいのだ。 とにもかくにも実に暖かい。
時期的に言って追加薪の必要はない。 FA225の実力は十分理解したから、あとはこのまま自然鎮火を待つことにする。
何時間熾き火は残っているだろうか・・・
さてさて・・・
5時半にFA225を焚付けた。 そして何と18時過ぎまで熾き火は残っていたのだ! これにはさすがに驚いた。
完全にエアーを絞っておいたから、暖房器具として暖かかったのは確かに昼頃までではあったものの、十分立派なものだ。
12時間半の記録は大したもので、これはアンコール並みの火持ちだね。 というより、多分上かも知れない。
FA225は薪の絶対量が少ないからね。
その時の炉内状況と各所温度計の表示は?
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これだけ熾きが残っていたら、
直ぐにまた焚付、火はよみがえるよね。
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エアーを完全に絞った状態で焚いて、
ガラスの汚れがこの程度なのは薪が良かったのだと思う。
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ストーブもまだ十分暖かな状態だから、巡航運転に持っていくのも簡単、短時間で済むね。
それにしても、ビックリの火持ちだ! すばらしい。
熾きを寄せてダンパーを開け、エアー全開煽ってやると炎の復活だ!
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バイオマス燃料はCO2排出ゼロなのだ! |
数億年もの間、地球の奥深くに閉じ込められた炭素を、何でわざわざ掘り起こして燃やすのだろうねぇ〜
自然のサイクル・・・ 樹木は空中から二酸化炭素を吸収し、酸素を供給してくれているけれど、やがて老木となり朽ち果てて、森で腐敗して微生物に分解されて結局は炭酸ガスを放出するものなのだ!
だけど、適切な時期に伐られ薪に処理されて、暖房や調理のために燃やされてきたサイクル、炭素は空気中に再び放出されるけれど、このサイクルは大気の炭素を増やすことなく、永遠に繰り返されてきたものなのさー
薪を焚くということ、それはつまり、地球の温暖化、炭酸ガス排出のネット値の安定・縮小になる訳なのだ。 |
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ディープであやしくイカレタ?話題なら・・・ 知らせたいけどそう易々とは知られたくないような、薪ストーブの裏話的なそんな話題はこちらで充実しましょう(笑)
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