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最初のつまづきは、フライホイールのボルトが固くて外れなかったこと。
回転軸だもので、レンチで回すのが容易ではなく、ドライバーなどでで固定しながらやってみるも、直ぐに固定したドライバーが外れてフライホイールごと回ってしまう。 それに今ひとつ力が入れにくい場所だったりして、とにかく悪戦苦闘! 工具が揃ってないってことが一番の問題かもな〜
翌日、気を取り直してメガネレンチを仲間に加えて再度チャレンジ!
すると何とか回った! やっと回ったのだ!!
と、喜んだのも束の間のこと・・・
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今度はフライホイール自体が焼きついて固着しているらしく外れないのだ(苦笑)
30分奮闘も虚しく埒はあかず・・・
そして1週間放置・・・ |
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たまたま知合いのハスクバーナの営業マンと会う機会があって、早速アドバイスというかフライホイール外しの実践を・・・
さすがは慣れた手つき、少々手こずってはいたけれど何とかフライホイールは外れた。 |
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フライホイールが外れると、エンジンをずらして見ることが出来るようになった。
アレレ! エンジン側へ出ているホースがとにかく短いのだ。 これじゃあ振動でゴムホースが外れてもおかしくないみたい。
ホースそのものが短い訳じゃなくて、オイルタンクから出ている長さが足りないのだ。 つまり、フィルター側、オイルタンクの中に留めてるホースが長すぎるということだね。
とりあえず原因も判り、ここから先はまたボクの仕事になる。
腰が重く、またまた1週間放置・・・ |
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これがオイルフィルター
裏側にはゴムホースが殆ど出ていない状態で、オイルタンク側にその殆どはあった。
ある程度エンジンがズレるものの、その隙間は数センチだから、当然ペンチの類の工具は入らず、指で引っ張ろうにも第一関節を曲げるスペースもなく途方にくれる。
メンドウだ、抜いちまえ!
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抜いたゴムホースの先端を斜めにカットして、何とかスプロケット側からオイルタンク内へ差し込むことが出来て引っ張り出した。
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斜めにカットした部分を平らに切ってしまう。
これで15ミリ程度ゴムホースが短くなったけれど、タンクから外側に50ミリあれば良いみたいなので、長さ的には問題なさそうだ。 |
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外しておいたオイルフィルターをゴムホースに差し込む。
見たところ目詰まりもないみたいだから、特別掃除の必要もなさそうだ。
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オイルタンク裏側
オイルポンプの金属パイプに、無事ゴムホースのジョイント完了!
ちょいと心配なのはゴムホースのカシメかな〜
とりあえず渾身の指の力で無理矢理差し込んだだけだから・・・
※渾身の指の力ってのも変な表現だけど(笑) |
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フライホイールとクランクシャフトの溝を合わせて取り付ける。
シャフトに嵌め込み少しまわすとカチッと収まる感じ・・・ |
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イグニションモジュールのフライホイール接点部分、実際には接触させない僅かな隙間が必要。
取付け時には、フライホイールのマグネットに吸い寄せられてしまうので、本当は専用ゲージが必要なんだけど・・・ |
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イグニションモジュールの取付けにはちょっとしたコツが必要で、名刺一枚分のクリアランスを確保しないとエンジンがかからなくなってしまう。
数値で言うとその隙間は0.3ミリということになる。
イグニションモジュールを仮止めしておいてゲージを挟み込んでおいて、イグニションモジュールを固定するんだけど、本当は規定トルクがある2.5〜4.0Nm
トルクレンチなんて持ってないから、もちろんボクはテキトー(笑)
あとはプラグを繋いだり、スターターやその他の外した部品を組み付けるだけ。
分解の逆だし、ネジもそんなに多くないから簡単だね。 |
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さてさてオイルは出るだろうか?
おっとその前にクリアランス大丈夫か? エンジンはかかるか?
不安だらけの中、スターターロープを引くと・・・
OK! バッチリエンジン始動!
しばらくするとオイルも無事出てきた。 |
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それにしても336のオイルホース、こいつの交換は大変だね。
メンテナンス性はあんまり宜しくないようだ!
346XPはもっと簡単に交換できるようだけど、まだバラしたことがないので分からない。 簡単だとしても出来ればやりたくないなぁ〜
こういうメンテナンスというか修理の類はね(笑) |